介護用ベッドは主に「背上げ」「高さ調整」「膝上げ」の機能があります。
介護ベッドをご利用になる方のお身体の状態や介護者の負担の軽減を考えて、
どの機能が必要か判断します。
電動で背中や膝を上げるため、身長に合わせて、ベッドの床部分が曲がるように、
レギュラーサイズ、ミニサイズとベッドの長さが数種類あります。
また、ベッドの横幅もご利用者の状態によって、数種類から選べます。
お部屋の雰囲気に合う家具調のフレーム、
清拭消毒しやすいお手入れしやすいフレームなど、好みで選べます。
直接肌に触れるマットレスは寝心地だけでなく、立ち上がりしやすさなど
ご利用者の状態に合わせて選択する必要があります。
またベッドに取り付けるサイドレールや手すりなども必要な場合はあります。
機能が増えれば、値段も上がります。
使用期間や予算に合わせて中古か新品を選ぶこともできます。
介護用ベッドの機能は、主に「背上げ」「高さ調節」「膝上げ」といった機能があります。
各機能が「起きる」「座る」「立ち上がる」といった動作を助け、介護される方の腰や腕など負担の軽減になります。
お使いになる方の身体状況や介護される方に合った機能をお選び下さい。
- ■ モーターで背中を起こし、起き上がり動作を助けます。
- ■ 本やテレビが見やすくなり、食事もしやすくのどにつまりにくくなります。
- ■ 視野が広がり、生活意識が高まります。
- ■ 介護する側が身体を起こすときに腕力に頼る必要がなくなり負担が軽減します。
- ■ 血圧が高い方、または低い方は少しずつ起き上げることで安心し上体を起こせます。
- ■ 立ち上がりのしやすい高さに調節し、立ち上がり動作を楽にします。
- ■ しっかりと足の付く高さに調節することで、ベッドの端に座ったときに
姿勢が安定します。 - ■ 車いすなどに乗り移る際、移乗先に高さを合わすことで移乗動作がしやすくなります。
- ■ 就寝時に高さを一番低くすることで、高さの不安が軽減されます。
- ■ 介護する側の身長に合わせることで、介護しやすくなり腰への負担が軽減されます。
- ■ 背上げをするときに身体がずれるのを抑えます。※背上げと膝上げを交互に行うことで、
腹部の圧迫や身体のずれを軽減することができます。 - ■ 背上げの状態を保つときに、膝を少し上げておくと身体のずり落ちが抑えられ
皮膚や腹部への圧迫が軽減されます。 - ■ 足のむくみを、解消します。