使用場所に応じた商品の選定について

使用場所に応じた商品の選定について

  • ベッドメーカーで製造、販売している医療・介護用のベッドは、その使用上の性質から大きく「病院・施設用」と「在宅介護用」に分かれています。在宅用ベッドが病院や福祉施設で使用される等の「安心・安全が確保できない可能性が高いと判断される場合」には販売をお断りさせて頂きますので予めご了承くださいませ。

病院・施設用ベッドの特徴

  • 病院や福祉施設では、繰り返しベッド搬送が行われたり、また緊急時にはベッド上で心臓マッサージが行われたりするなど、過酷な環境で使用されます。また、様々な医療機器と併用されることも想定されます。JISにおいても「病院用ベッド(JIS T 9205)」と「在宅用電動介護用ベッド(JIS T 9254)」とは、別の規格となっています。例えば、「病院用ベッド(JIS T 9205)」に規定されている「衝突試験」「敷居試験」「電気的安全性」などの試験項目が、「在宅用電動介護用ベッド(JIS T 9254)」には規定されておりません。逆に、「在宅用電動介護用ベッド(JIS T 9254)」には、ノックダウンベッド(保管及び運搬のために幾つかの主要パーツに分解できるベッド)に関する規定が定められていますが、「病院用ベッド(JIS T 9205)」にその規定はありません。また、双方において試験基準が異なる試験項目もあります。

在宅介護用ベッドの特徴

  • 在宅介護用ベッドは、ご家庭で介護用として使用されることを目的としており、一般的な間口のご家庭にも搬入できることが必要です。